言いたいことが言えないあなたへ:本音を伝える勇気の育て方

STEP1|共感:「あるある」で心を開く

相手を傷つけたくなくて飲み込んだ一言、あとで自分が苦しくなるやつ…あるあるです。日本文化の「調和」を大切にするほど、境界線(バウンダリー)は曖昧になりがち。まずは「言えない自分」を責めないところから。


STEP2|問題提起:本質を突く気づき

言えない理由の多くは「嫌われたくない恐れ」と「完璧に伝えたい欲」。でも対話はライブ。完璧より、誠実さが伝わります。伝える目的は勝つことではなく、関係を健やかに保つこと。


STEP3|解決策:3つの鍵

  1. I-message(私は〜と感じる):評価や断定を避け、感情と事実を分ける。
  2. 小さく始める:まずは30秒・1文で要点を伝える練習。
  3. 時間と場所を選ぶ:相手の余白がある時に。テキストなら予告を添える。

英文例+訳

“I value our relationship, and I’d like to share how I felt about yesterday.”
― 私たちの関係を大切にしているから、昨日の件で私が感じたことを共有したいの。

“When the plan changed suddenly, I felt anxious. Next time, could we confirm earlier?”
― 予定が急に変わって、不安になったよ。次回は早めに確認できると助かるな。


STEP4|実践法:ワーク&テンプレ

ワーク(5分):紙に「事実/感情/願い」を3列で書く。
例)事実:開始時刻が30分遅れた|感情:焦り・不安|願い:変更は前日までに共有してほしい。

テンプレ(そのまま使える)

I value our relationship, and I'd like to share how I felt.
When [事実], I felt [感情]. Next time, could we [要望]?

(訳)私たちの関係を大切に思っているから、感じたことを共有したいの。
[事実]のとき、私は[感情]になったの。次回は[要望]にできるかな?


STEP5|つながり・未来

小さな正直さが、関係の大きな信頼に。必要なら、対話の台本(セリフ案)を一緒に作ろう。


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